子供の頃に苦手だった事って誰にでもあると思います。
特に私の場合、かなりの落ちこぼれだったので、学校でも自分だけ出来ない事ばかりで沢山恥ずかしい思いをしましたし、馬鹿にされ、蔑まれてきた経験があります。
しかし、大人になってから子供の頃出来なかった事に再チャレンジしてみると
意外と簡単に出来たりする事に驚きました。
もちろん今でも相変わらず苦手で成長しない事もありますが、
あなたが子供の頃にそれが出来なかった原因は
実はあなたにあったわけじゃない可能性があるんです。
ここでは、なぜ子供の頃出来なかった事が今になって簡単に出来るのか?
そしてどうすれば効率よく成長するのかを書いていきます。
実は教え方が自分に合わないだけだった可能性
私は子供の頃、泳ぐのがすごく苦手でした。
水が怖かったというのもありますし、
もちろん足のつかない深さのプールで泳ぐなんて絶対に無理でした。
スイミングスクールにも通いましたが、平泳ぎが進むようになる事はありませんでした。
ところが34歳になって、旅行先でシュノーケリングをやる機会があったのですが、
これが想像以上にフィンを付けてると簡単に泳げるし、面白い事に気付いたんです。
それからプールに行って泳ぐようになったのですが、
まったく進まなかった平泳ぎが意外と進むんです。
意外と進むといっても、まともに水泳するのなんて15年以上ぶりなので
はじめは25mも泳げない状態でしたが、
Youtubeで「泳ぎ方 コツ」などと検索して、水泳のビデオをいろいろみたり、
知恵袋やいろいろなサイトを読み漁って、
学習→プールで実践→学習→プールで実践
をほんの数回繰り返していくうちに
1mすら進まなかった平泳ぎで100mは普通に泳げるようになってしまいました。
今では立泳ぎも出来るようになってきて、足のつかない深さが全然怖くありません。
ちなみにどんな泳法を使っても子供の頃は25mで溺れかけてた自分がです。
これは水泳だけじゃなくて、いろんな事で同じ現象が私に起きてるんです。
じゃあ、なんで急に大人になっていろいろ出来るようになったのかというと理由は2つあります。
自分に合った先生や学習法を気軽に選べる時代になった
1つは自分に合った先生や学習法を気軽に選べる時代になったという事です。
子供の頃は先生を選べません。なのでその先生の教え方が自分に合わないと成長しません。
子供の頃は先生が正しい、先生が偉いと思ってましたから、出来ない自分を責めて自信をひたすら失うだけでしたが、実際は教えてる先生の指導が合わないだけだったなんて事が多いんです。
しかし今の時代Youtubeで検索するだけで、さまざまなレッスンが無料で見れます。
なので、沢山ビデオやサイトを見てるうちに「これなら自分でも実践できそうだな」って方法と出会えるので、簡単に成長できる時代になったなと感じます。
また学校だと、教えて欲しい事を教えてもらえなかった事もあったと思います。
例えば、私はなぜ学校では呼吸の不安を無くしてくれる立泳ぎや顔出したままの泳ぎ方を教えないのか不思議で仕方ありません。
いくら競泳を学んでも、いざ苦しくなった時に水面で自在に呼吸する方法を教えてくれなかったら水に対する恐怖心は拭えないわけです。
でも今の時代はネットで検索すれば、本当に身に付けたい事から学ぶ事が出来ます。
また私が子供の頃はとても貧弱でした。女の子に腕相撲で負けるほど弱い男でした。
家にあった2kgや5kgダンベルをたまにぶんぶんやってもまったく強くなりませんでしたし、ランニングなどをやっても筋力が増す事はありませんでした。
でも今は「筋トレ、ボディービルダー」などと検索すれば、正しい鍛え方や食事法などを簡単に知る事が出来ますし、実際に肉体改造に成功する事ができました。
そこで知った情報は衝撃でした。なにせ私が子供の頃に成長しなかった原因が全部書いてあったのですから。全部子供の頃にやってた事は無駄な努力だった事を知り、もっと早くこの情報に出会えていれば。。と悔しくなったほどです。
成長しない原因は正しい情報と出会えていなかったから
それが一番の原因なんです。自分の性格や体質にあった
正しい情報や正しい指導法に出会えて始めて成長できるんです。
また、子供の頃に出来なかった事が大人になってから簡単に出来るようになるのにはもう一つ理由があります。
理解度が大幅に増している
大人になってから急になんでも出来るようになる2つ目の理由として「自分の体を昔より大幅に理解している」というのもデカイです。
子供の頃は先生に「もっと足をこう曲げて、こう蹴りだして」のように言われても、自分の体の操縦法や脳みその使い方を理解しきれてないので、言われた通りに出来ないというのがあります。単純に相手の言ってる事が理解できないのです。
子供の頃はよく転んだ経験がある人も大人になってから転ぶ事はほとんどなくなったと思います。それは自分の体の操縦法を長年の経験で身に付けたからです。
長年生きてるうちに自分の体のクセが頭で理解できるようになってくると、子供の頃に言われて分からなかった事が、よく分かったりするわけです。
また子供の頃は、どこをどう修正していけば、もっとうまく行くだろう?のように真剣に考えず、ただがむしゃらにやっていたと思います。
しかし大人になって社会に出ると「改善する」という行為の大切さを知るので、
大人になると「もっとこうしてみよう」とトライ&エラーのチェックをするようになるので成長が早かったりするわけです。
これは決して運動に限った事ではなく、文化的な事も同じです。
子供の頃、絵や習字が苦手だった人でも、良い学習法と出会えれば見違えるくらい綺麗になれますし、昔は音痴でカラオケが怖かった私も今じゃ立ち上がってコブシを効かせて歌うほどです。
「出来ない」という暗示を解くのは今
子供の頃、私のように落ちこぼれだった人に多いのは「私には無理」と決めつけてる人です。
これは脳科学でも分かっている事なのですが、「自分には無理」と思えば思うほど本当に「無理な現実」がやってくるように脳が働きます。
「出来ないダメな自分」であり続けようとあなたの成長を脳が自ら阻害しつづけます。
一番大事なのは「自分にも今ならできるかも」と思ってみる事です。
そして自分に合いそうな学習法や先生を見つけて試してみる。
自分に合ってるかもと感じたら続けてみる。
そうすると子供の頃には無理だった事が意外と簡単に出来てしまって自分にも実は力があるんだという事に気付けたりします。
そしたらもっと自分に自信を持って生きれるようになりますし、
もっと人生は楽しくなります。
さっそくやってみたい事があったらチャレンジしてみましょう。
(文/道長 灯)